命に関わる怪我を全力で防ぐ為に

どうも、なっとうです★

 

今回こちら ↓

 

 

今回は、『Main』さんという方のツイートからです。

 

この方は、『SPY×FAMILY』の

二次創作で、小説を書いていらっしゃる方です。

 

この方が書かれた作品を読みたくて、

勝手ながらフォローさせて頂いております。

 

個人趣味全開で大変恐縮です!!

二次創作が苦手な方がいらっしゃったら、

大変申し訳ございません。

 

今回の本題は、保育とか子育ての話なので、

そんなにオタク要素は強くない…筈です。

 

では、本題です。

Mainさんは、今やってるアニメ

SPY×FAMILY』のエンディング映像で、

「アーニャが転び掛かっているのが気になる」と

 

早い話が、そんな感じの事を仰っています。

 

ツイートの中では、

もっと細かくお話されていたので

それを踏まえて、

元保育士の目線で返答させて頂こうと思います。

 

まず、該当の動画はこちら ↓

 

www.youtube.com

 

エンディングの映像と音楽を、私が見聞きした全体的な印象は、

他の方の考察も鑑みて、色々な視点で見られて

全体的に面白い、楽しい映像だと思います。

 

さて、該当のシーンについて

検証してみます。

 

ここで、公式の画像を使わせて頂きます。

 

↓ こちらが、アーニャが椅子から立ってはしゃいでいて、父(ロイド)が注意していると思われる描写です。

 

 

↓ こちらが、先ほどより少し後のシーンで、転びかけている所です。

 

「危ないやん」というご指摘は、確かにごもっともです。

 

今回、ご指摘を受ける前まで、

私がどう思っていたかと言うと

「あーあ、アーニャ、危ない危ない」

 

で、終わりでした。

 

該当のシーン(転び掛けている)を見た状況から、

間に合って助けられる可能性が高いのは、

位置関係からも、当人のスキルを鑑みても、

母(ヨルさん)ですね。

 

こちらでも少し言及しています ↓ (コミック10巻掲載)

nattousan.hatenablog.jp

 

ヨルさんは身体能力がずば抜けて高く、

拾えなさそうなものも、

落ちる前に拾えるスキルがあります。

 

だから、

「きっとヨルさんが助けていそう」

そんな予測も立たなくもないです。

実際の描写はありませんが。

 

Mainさんは、描写が無いからモヤっているのですね。

 

でも確かに、この後打ったとして、

後頭部とか、打ち所が悪くて、

打った後24時間以内に嘔吐するとか

そんな状況になる可能性も、否定できません。

こんな事態になったら、

すぐ病院で診て貰う必要があります。

 

そういう事態を想定して、

「危ない!」

と、日頃から危険予測をして、

出来得る限りの安全対策をする。

これは必要な事だと思いますし、

実際に保育現場でも、そうしていました。

 

 

Mainさんの甥っ子さんが

「あわや、怪我をしそう」

な時に、Mainさんが、

「あ」

と叫ぶのは、ごく自然な事だと思います。

 

実際の状況を見ていないので

「何とも言えない」という前置きをしますが、

 

そこでお姉さんから

「煩い」

と言われたのは

もしかして、お姉さんは

日々の子育てに疲れて、

余裕が無かった可能性も否定できません。

 

まぁ、

「違っていたらすみません」

と、全力で謝罪しますが。

 

或いは、(お姉さんから見たら)

そんなちょっとした事で

「妹(Mainさんに)目くじらを立てられた」と

思われた可能性もあるかも知れません。

 

私も、甥っ子がいますが、怪我仕掛けて

「あ」

て、私が叫ぶのは、日常茶飯事でしたけどね。

 

別にそれを姉からどうこう言われた事は無いですね。

 

寧ろ、

「こんな怪我した」

と、状況を伝えて

「そんなちょっとした怪我まで

説明してくれるなんて手厚い」

とか言われました。

 

Mainさんの所と、我が家で状況が

色々違っていそうです。

 

 

”子どもが全く怪我をしない”

実際問題として、

そんな事が不可能であることは

Mainさんもご理解されています。

 

ですが、意図的には

絶対にダメですが

そんな事を企む以前に

子どもたちは様々な怪我をして来ます。

これが日常茶飯事です。

 

命に関わるとか

それに近い、

重い後遺症が残るとか

そんな事態は全力で避ける必要があります。

 

先ほどの、

”後頭部打って嘔吐”の話は、

命に直結します。

だから全力で防ぐ必要があります。

 

一方で、暫く時間が経てば、

何ともなくなるような

小さな怪我

圧倒的にこれが多数ですが

 

こういった怪我なら、

寧ろ、経験としてした方が良いのです。

 

こういう事を言うと

”意外”と思われるかも知れません。

 

”大好きなアーニャちゃんには、

怪我をしないで欲しい”

そういう想いを持たれているのは、

ごく自然な事だと思います。

 

我が子を大切に育てていらっしゃる

多くの保護者の皆様も、

我が子に対して、

(私の場合は、園の子どもたちに、ですが)

こういう想いを持たれる方も

少なくないかと思いますし、

私も思っています。

 

ただ、私の場合は

少しニュアンスが違います。

 

「深刻な怪我は」しないで欲しい

 

という方が、より正確かも知れません。

 

実際に、保育の現場では

小さい怪我であっても

マメに保護者の方に伝えるようにしています。

 

怪我があったら報告をする。

 

これが疎かになると、

「どうしたんやろ?」

と、不安に感じる方も、

いらっしゃいますからね。

 

ですが、実際には

小さな怪我をして、

経験を積んで欲しい

とも、考えています。

 

小さい怪我をすることで

『転ぶ時に手を出さないといけない』とか

 

歩いたり、

走ったり

色んな動きをする中で

未発達故、

バランスが取りにくい事も、少なくありません。

 

何もない所でも転ぶ

 

そんな事もあります。

 

そういう事を繰り返す中で

動いていく中で

転んでいく中で

「どうやったらもっと上手く動けるか?」

というのを、段々と身に付けているのですね。

 

そういう過程を経て

少しずつ、

大人と同じように動けるようになり、

次第に転ぶ事も無くなって来ます。

 

今回は一例として

歩く、

走る等に

焦点を当てましたが

ほかの所でも、全身でそういった

小さい躓きを乗り越えて、

大きくなっていきます。

 

こういう経験が乏しいと、

後々になって

大きな怪我をする事に繋がるなど

 

困った事態に陥ります。

 

なので、

子どもが自分で自分を守る力を得る為に、

小さな怪我は避けられないと思います。

 

先ほども言いましたが

大人が意図的に、はダメです。

それは虐待に繋がります。

 

わざわざそんな事をせずとも、

子どもたちは興味津々で色んなことを感じ取り、

その過程で、

わざとでなくても、色んな怪我をして来ます。

 

そういった経験を経るのが必要ですね。

 

メンタル面でも

 

人生の中で、

どこかでハメを外した経験が必要です。

 

多くの方は

幼少期にハメを外して

小さなトラブルを多く経験して

そこから対処法などを

自分なりに学んでいきます。

 

成長と共に、次第にハメを外さなくなります。

 

幼少期の経験が乏しいまま大人になると、

大人になってからのハメ外しは、

大変大きなトラブルの元になる事があります。

 

最後に

 

私も以前、現場に居た経験で言っているだけで、

保護者の方や、

保育関係の皆様、

今回ご指摘された方などから

 

「絵に描いた餅やん」

と、言われるかも知れません。

 

或いは、どこか何等か、

「気に障った」

と、感じられる部分がありましたら、申し訳ありません。

 

また、或いは、

私とは意見が違う所があり

議論をしたいとか、そんなんでも良いです。

 

もしも、

そう言った事を感じる点がおありでしたら、

ご指摘頂けたらと思います。

 

今回はここまでです。

 

ありがとうございました。

 

またね★

 

この記事の続きはこちら ↓

 

nattousan.hatenablog.jp

 

 

©️遠藤達哉/集英社·SPY×FAMILY製作委員会